真砂3丁目のマリーナストリート沿いに佇むお洒落なパン屋さん、『CAFE CRAFTSMAN BASE』。
店長の白井智巳さんに、パンに対するこだわりや思いを取材させていただきました。
新港にあるとても居心地の良い雰囲気の隠れ家的なお店『マザームーンカフェ 美浜』。
その系列店として2016年にオープンしたこちらのお店だが、もともとはパン屋を開くつもりはなかったのだと言う。
『マザームーンカフェ 美浜』で提供する為のパンを手作りしようと場所を探していたが、見つかった場所が思いのほか広かった為に「それならパン屋もやってしまおう!」と思いつき始まったと言うこのお店。
元々カフェで働いてる人って、バリスタやパティシエの役割もこなしながらお客様対応をしたり、1人で何役もこなしているんです。
だから自分たちはカフェ職人って呼んでて。
その職人たちの基地という意味で、このお店の名前を付けたんです。
確かに店内にはパンだけでなく、美味しそうなケーキやタルトにコーヒーのいい香りもしている。
カフェ職人だからこそ叶うラインナップであろう。
そんな店長にパンへの想いを聞いてみると、驚くほどのこだわりを話してくれた。
一般的なパン屋ではさまざまなパンを早く多く作る為に、少ない種類の小麦粉から複数種のパンを作っていることが多いが、ここではパンごとに違う小麦粉を使っているという。
想い求めるパンを作る為、数十種類ある小麦粉を実際に味見をしながら香りや味などを確認しブレンドしていく。
また、使う酵母の量を減らす為に発酵に時間を掛けているのも特徴的だ。
酵母は小麦粉の持っている糖分をエサにして膨らんでいく為、早く発酵を進める為に酵母の量を増やしてしまうと味のしないパンになってしまうという。
厳選した小麦の味を楽しんでいただく為にも酵母の量を少なくし、その分時間を掛けて発酵させていく。
発酵に時間を掛けた分、小麦粉の隅々まで水分を行き渡らせることができ小麦本来の味を出すことができるだけでなく、消化にも良く体への負担も少ないパンが出来上がる。
ご高齢の方も多く住んでいるこの地域に嬉しいこだわりである。
ここまで時間と労力の掛かるパンを作っているのに、大変なことを伺うと
好きなことをやっているだけで、仕事だと思っていないです。
と、キラキラした目で答えてくれた。
取材中も終始優しい笑顔と穏やかな口調で対応してくれた白井さん。
最近はセルフでパンを選んでいくパン屋も多い中、お客様とのコミュニケーションの為に敢えて対面でオーダーを受ける方法を取っているというところも、白井さんの人柄が伺い知れるところである。
こだわりの詰まったさまざまなパンとカフェ職人たちに、ぜひ会いに行ってみてください!
定 休 日 :火曜日・水曜日
※パンは金・土・日曜日のみ販売千葉県千葉市美浜区真砂3丁目4−4
📞043-215-7557
ホームページ:http://cafe-craftsman-base.jp/