磯辺1丁目に大きな芝生の広場にたくさんの木々が立ち並ぶ磯辺公園がある。
朝夕には散歩コースとして多くの愛犬家が集まり、昼間はグランドゴルフやウォーキングなどを楽しむ憩いの場。
また夕方には子供達の元気な声が響き渡る、この地域の人たちに愛される公園である。
この磯辺公園で清掃活動をしている団体が磯寿会である。
磯寿会は磯辺1〜2丁目の住人を中心に活動している老人クラブで、30人ほどの会員がいる。
毎月第2・第4月曜日の8:30からの清掃活動の他に、毎週火曜日と金曜日の10時から磯辺自治会集会所で百歳体操も行っている。
磯辺公園の清掃活動では季節によって寒かったり暑かったり、平均年齢が85歳という会員の皆さんにとっては決して楽は作業ではない。
その中で活動を続けているのはなぜなのか、会員のある女性がこう話してくれた。
家だと一人だから誰とも話せないし、家に閉じこもってるのは良くないと思って。
この活動が家を出るきっかけになってます。
大変な時もあるけど、木々に囲まれた中で作業するのは気持ちがいいし、達成感も味わえます。
この活動で英気を養ってます。
この活動が家を出るきっかけになってます。
大変な時もあるけど、木々に囲まれた中で作業するのは気持ちがいいし、達成感も味わえます。
この活動で英気を養ってます。
毎回十数名で活動を行う時間が、ご本人のリフレッシュにも繋がっているようだった。
磯寿会の活動では落ち葉などの再生可能資源を集めている。
公園の清掃活動で集めた落ち葉や木の枝は市指定の方法で回収され、発電やボイラーなどに使用する燃料チップや家畜の寝床に敷く敷料などへリサイクルされているのだ。
収集の際に一般ゴミが混じるとリサイクルできなくなる為、細かく分別しながら作業をしていると言う。
磯寿会の取り組みが私たちの知らないところで生活を豊かにする為に役立っている事を初めて知った。
公園やその周りで駄菓子やタバコの吸い殻などのゴミを目にする事がある。
地域のために一生懸命活動を続けている人たちがいることを忘れず、私たち一人一人のちょっとした心掛けで住み良い街を維持していこう。