待ちに待った稲岸公園での開催で大盛況


2023115日(日)、晴天の下、稲岸公園(汽車ぽっぽ公園)にて「ぽっぽの市」が開催され、家族連れなど多くの人で賑わいました。

ぽっぽの市は、毎年4月と11月に稲岸公園で行われているお祭りですが、ここ数年、コロナ禍および悪天候により稲岸公園で開催することができず、久しぶりに広々とした公園での開催となりました。

当日は、飲食販売やワークショップなどが51店、マッサージなどの癒し場が7店、そのほかフリーマーケットや、太鼓などのパフォーマンスもあり、開催時間の10時から16時まで存分に楽しめる内容でした。

皆さん、買ったものを食べながらお店を覗いたり、出店者の方と話をしたり、芝生にシートを広げ寛ぎながら繰り広げられるパフォーマンスを観たりと、秋晴れの休日を楽しんでいました。 


お祭りを通じて多様な人たちをつなげたい


ぽっぽの市は、数年前、稲毛海岸でさまざまな活動をする方たちが、地域の多様な人たちが出会うイベントを行いたいとの想いから始まりました。

ぽっぽの市実行委員会の野田さんに、ぽっぽの市を始めたきっかけをうかがいました。

色々ありますが、私が20代前半の可愛かった頃。 いつも飯を食わせてもらっていたおっちゃんの家でTVを見ている時に、画面に映ったダウン症の人を見た私は「あれ?そっくりな人がうちの近くにいるよ」って言いました。 えぇ、恥ずかしながらハタチ過ぎるまでダウン症っていうものを知らなかったのです。 おっちゃんに「えっちゃん…ダウン症知らんのか?」って言われ、色々と教えてもらったのでした。

そんな事から、今になって思うのは…知らないっていうのはそういう事だ! 知らないから怖かったり、排除したくなったり、腫れ物のような特別扱いしたり…そういう事が起こるんじゃないか?  普通に皆んな同じく生きてるだけなんだよ!って事を分かち合いたくて。

障がいがあろうがなかろうが、道を踏み外した事があろうがなかろうが、男だろうが女だろうが どっちでもなかろうが、若かろうが歳くってようが、強かろうが弱かろうが…皆ただただ生きているだけなんじゃい!ってこと。「つながりひろがれ」って言葉をくっ付けたのは、そこから生まれる優しい世界がつながってひろがれ!って願いを込めたのです」と話します。

また“福祉の人”や“環境の人”が開催しているイベントではなく、垣根のないイベントにしたかったそう。

出店者同士、出店者とお客さんが、自然な形で出会い、そのつながりが広がる「ぽっぽの市」。

毎回、多様な方が出店し、さまざまな年代の方たちが訪れるこのお祭りが、いつまでも続いてほしいと思いました。

 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事