認知症とともに自分らしく暮らす
9月10日(日)、磯辺カフェで、認知症わかり合いの会「和みかふぇ」が主宰する認知症セミナー「知って安心!認知症」が行われ、磯辺や高洲、高浜にお住いの50歳代~80歳代の方が参加しました。
高齢になると誰もが認知症になる可能性があります。認知症になっても、住み慣れた町で自分らしく暮らし続けるためには、認知症について事前に学んでおくことも大切です。
今回のセミナーでは「認知症とともに、自分らしくより良く暮らすには」をテーマに、高齢者の相談窓口である“あんしんケアセンター磯辺”の方を講師にお招きしました。
講師から千葉市ケアパスを使い、事例を挙げながら、次のようなお話がありました。
・物忘れなどの症状には、認知症以外にも多くの原因があり、早く医療機関に受診して原因を調べてもらう。
・物忘れなどの症状があっても、友人や家族の支えがあれば、自分らしく暮らすことができる。
・元気なころから外へ出て友人を作り、自分自身のことを知ってもらったり、他人のためにできることをしていく。
・年に1回程度は、認知症のことなどを学ぶ機会を作る。 など
とてもわかり易く、親しみやすい説明でした。
参加者から多くの質問
説明後、参加者から多くの質問がありました。
・一人暮らしなので、自分が認知症と気が付くか不安
・物忘れかもと思ったら、どこの医療機関へ受診したらよいのか
・認知症の家族を介護しているが、イライラすることが多く、話をする場が欲しい など
講師は一つ一つ事例を挙げながら丁寧に答えていました。予定の2時間はあっという間に過ぎ、参加者からとても勉強になったと好評でした。
美浜区でも高齢化が進んでいます。参加者の中には「友人が認知症かなと思うことがある」という話もあり、皆さん、認知症を身近なことと感じているようです。
また主宰者から「今回のセミナーが、住み慣れたこの町で自分らしく暮らし続けていくことを考えるきっかけになるとうれしい」との話がありました。
高齢になっても生き生きと暮らす方が増えてほしいと思いました。